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ティアなの小説「罪と罰」
今日はひっさびさに小説書きました(・∀・)!!
ただ「化ケモノ」ではないのです(ノω`)あるぇ〜?
「化ケモノ」の方は今考え中なのでもう少し待機しててください!!
全裸で待機してくれてる方もいるのに申し訳ない(><)
あと、リリマジ4のライブレポの方は今ペン入れ中なので今週中にはうpできると思います♪
かしましの方はリリマジ4が終わったら取り掛かれるかな??うん。そんな感じ!!w
で、今日の小説。
かなりココロが病みます。はい。
今黒猫兎7はこの小説のせいで「うっつうつにされてやんよ!」状態www
ちゅうことで注意書き〜(´∀`;)
注意
1、この小説はなのフェイ前提ティアなのです
2、化ケモノよりかはグロくはないですが、精神的にかなりきます
3、ちょっと性的な描写もあります(内容は12禁程度)
4、読んだ後の後味が最悪です
5、ヤンデレ要素強いです
6、ここ重要!!みんな大好きフェイトそんの死にネタあります!!ごめんなさい!!
もう踏んだりけったりな注意書きですみません(´・ω・`)
でも、読んだ後何か言われても私にはどうすることも出来ないので、その前に対処させて頂きました。上の注意書きを読んで大丈夫だぞ〜って人はいつもどおりの長い文ですが、続きを読むからどうぞお読み下さい〜ヽ(´ω`;)
こうゆう都合なのでコメ返信はまた次の機会に!!ごめんなさい(><)!!!
「罪と罰」
ザーザーザーザーザー
ザーザーザーザーザー
テレビのノイズのように不快な音を流す雨音に苛立ちを覚えながらティアナは目を覚ました。
ミッドチルダは今月に入り梅雨入りをしたらしく、毎日のように止むことのない雨と五月蝿い雷の音を出し続けている。
今日こそは真っ青な空を。と期待していたのにも関わらず、いつもと変わらず最悪で憂鬱な天気。
もう6月だというのに冷える手足を摩りながら、まだ出勤まで寝ていたいという願望の方が強く布団を被ろうとする。
しかし、何度布団を自分に寄せようと引っ張ってみても布団は動いてはくれなかった。
「………?」
この不思議な現象に首を傾げながら布団が動かない原因を探してみる。
見慣れぬ天井。
裸の自分。
…なのはさん。
まったくもって理解不能な現状。
なぜ自分はなのはさんの部屋で、寝ているのか。
…いや、そんなことよりも。
なぜ隣になのはさんが寝ているのか?だ。
普通に考えればそれは当たり前なことで、この部屋の持ち主であるなのはさんがなのはさんの部屋で寝ていても可笑しなところは何もない。
この部屋で可笑しなことがあるとすれば、それは…私だ。
昨晩何があったのか。
自分が何をしてしまったのか。
どんなに記憶を呼び起こしても納得のいく答えが出ることはなかった。
「くしゅん!」
隣で寝息を立てていたなのはさんが寒そうに体を震わせる。
それもそのはず、上半身だけ起こし考えに没頭していた自分は結果的になのはさんが被っていた布団をも捲り上げてしまっていたのだから。
急いで布団から体を起こし、本来の主の元へ布団をかけてあげる。
するとそれは規則正しく、上下運動という動きを活動させ始めた。
しばらくボーとその運動を目にしていたが、冷たい外気に晒され冷えてしまった自分を包み込もうと両手を体に巻きつける。
そこで再び自分が裸であることに気がついた。
「服…着なくちゃ…」
なんとも間抜けな一言だが、今の自分はそれどころではないのだ。
周りを見渡すとベッドのすぐ脇に脱ぎ散らかしてある自分の服が目に付いた。
服を手に取り、しわを伸ばしながら時間をかけて着る。
悴んだ手は思うように動いてはくれず、改めて自分が冷え切っていることを実感した。
服を着ている間は、深夜ドラマや大人向けドラマなどでよく見るシーンが映し出されていた。
テレビではこうやって服を脱いだ後…男女が大人な関係をするものだが…
そこまで考え頭をブンブンと横に振る。
自分は、なんてことを想像してしまったのだろうか。
空の上を行く憧れの人を平凡な自分がこの手で抱き穢すなんて。
それに、なのはさんにはフェイトさんという立派な恋人がいるのだ。
にも関わらず、そのような想像をしてしまうなんて自分はなんて不謹慎なのだろうか。
自虐的に自分を責めながら、どうしようもない考えを葬り去ろうとする。
「もう忘れよう」
誰に言うのでもなく一人で呟き、気付かれないうちにこの部屋から立ち去ろうと雨音よりも静かに歩みを進める。
部屋の出口でもあるドアに手を差し伸べようとしたその時、思い切り服を引っ張られた。
「ティア…どこに行くの??」
普段の凛々しいその姿からは想像することの出来ないほどか細い声。
背中から伝わる振動でなのはさんが小刻みに震えていることがわかった。
「えと…自分の部屋に…」
そう言いながら後ろをゆっくりと振り返ると涙で顔を晴らしたなのはさんが自分をどこにも行かせまいと必死にしがみ付いている。
この状態で、どのくらいの時間が経ったのだろうか。
外で降り続けている雨はさっきよりも激しさを増して今にも雷を撃たんとし、風が木々を豪快に揺らす。
しかし、この部屋の状態は変わることなく、ただただ時計の秒針を刻む音だけが静かに響いているだけであった。
自分はというと震えるなのはさんに手を回すことも出来ず。
この世界が本当に現実なのか、夢ではないのか、とひたすらに頭を悩まし続ける。
すると少し落ち着いたのか、なのはさんはゆっくりと体を離した。
「にゃ…にゃはは〜…ごめん!ごめんねティア!!びっくりさせちゃったよね。ティアはただ自分の部屋に戻ろうとしただけなのに、私ったら取り乱しちゃって…その本当にごめんなさい。」
「いえ。私は別に構いませんが…あの…私……部屋…帰りますね…」
ああ!!自分はなんて臆病なのだろうか!!
何もやましい気持ちが無ければ堂々と自分がなぜこの部屋で寝ていたのか聞けることができたと言うのに…
ドアノブの冷たく重い感触をゆっくりと回しながら部屋を出ようとドアを開ける。
廊下の真新しい寒さに体を預けようとしたその時。
腕を引っ張られ、頬になのはさんのキスを落とされた。
「ティア…今日も、待ってるからね?」
……キョウモ???
その言葉を聞くやいなやなのはさんを思い切り突き飛ばす。
ガッターーーーン!!という擬音と共に憧れの空の上の人は無様にも怯えた目で凡人な私を見つめていた。
「今日も…今日もって何なんですか!?意味がわかりません!!大体なんで私が今日なのはさんのベッドで寝てたのもわからないのに!!!!」
「あっ…ティ…ティァ…」
「なんでそんな目で見るんですか!!なんであんなことするんですか!!なんで…フェイトさんはどうしたんですか!!!」
ああ、喉が痛い。
体が熱い。
自分は何をこんなに怒鳴っているのだろうか。
なのはさんは何故あんなことをしたのだろうか。
フェイトさんはどこにいるのだろうか。
そんなことを考えながら無我夢中で自分の部屋まで逃げ帰る。
怯えた表情をしたなのはさんを置き去りにして、向かい合うことの出来なかった自分は安堵を求め自らの部屋へと走っている。
手足の疲れなど感じず、外気の冷たさなどわからず、外から窓を劈くほどの雨音にも耳を奪われること無く走った。
向かい合うことが出来なかったんじゃない。
あの誇り高く自分を導いてくれた人が怖かったのだ。怖くて怖くて怖くて怖くてどうしようもなく恐かったのだ。
息を乱しながら自分の部屋のドアを開け放つ。
いつもの見慣れた天井。
思い出の写真。
ティアナ・ランスター。
良かった…ここは、何も変わらない。
自分だけの世界であり、全てを受け入れてくれる空間。
ホッと胸を撫で下ろし息を整える。
手足の疲れからか自然と足がベッドへと向かい、なんとも言えない寒気に身を縮ませ布団をめくる。
「疲れた…今日はもう寝よう…」
いつの間にか外では雷が我が物顔で鳴り響いていた。
「……雷」
そういえば、フェイトさんはどこに行ったのだろうか。
どこに行ってしまったのだろうか。
どこか出張に出てしまったのなら早く帰ってきて欲しいのだが…
ベッドに入り込むと何か硬く冷たいものが足に当たった。
「?なに…???」
自分の部屋にあるはずのない異物。
それは一体なんなのか知りたくて手を伸ばした。
雷はどんどん近づいているのか、光と音が少しずつ重なり始めている。
そして、その異物に触れたとき、雷が真後ろに落ちた。
「あ……あ……いやあああああああああああああああああああああああああああ」
気付かなければ良かった。自分の部屋の異物になんて気付かなければ良かったのだ。
その異物は、銀色に煌きその身を真っ赤に濡らしながら雷の光を受けて金色に輝く鋭利なナイフ。
「そうだ…私は……フェイトさんをこの手で」
蘇るのは自分の罪。なのはさんのことが好きで好きで堪らなかった日々。渦巻く欲望。枯渇した愛情。実行された計画。成功した罰点。上司を埋める感触。
ああ。自分はなんてやつなのだろう。
自分の欲望に全てを囚われ、大切な人を好きな人を傷つけてしまった。
「謝ろう。白状しよう。罰を受けよう。」
それで、何が変わるかわからない。
いや、こんなことをしても何も変わることが無いのはわかっている。
でも、重いのだ。未熟で凡人な自分が持つには重過ぎる罪なのだ…
ならば、いっそのこと愛する彼女の手でそれ相応の代価を支払って貰おうではないか。
ペタ、ペタ、ペタ、と先ほどとは真逆の足取りで愛する人の元へと向かう。
いつの間にか雷は遠のき、再び雨音が世界の音を占領している。
息をするたび白い息が吐き出され、目からは涙が止め処なくあふれ出ていた。
さっきはとても長く感じられたこの廊下も今は短く感じる。
目の前には既に愛する人がいる部屋のドアが見えていた。
コンコンと軽快な音でドアをノックすると、すぐになのはさんの姿が現れる。
さて、どうやって切り出そうか…まあ、どうでも良いか…
自分の罪を白状して楽になろう。
今の自分にはそれしか考えが無かった。
「なのはさん。私」
「ティア!!!どこ行ってたの???ねえ!!私が悪かったのなら謝るから!!!私ティア好みの人になるから!!!!だから離れていかないで??フェイトちゃんみたくどこかに行かないで!!!ねえ…お願いだからぁ…」
そう言ってなのはさんが汚い自分を抱きしめる。
小さく弱くなってしまった教導官。
もし、自分が本当のことを白状したのなら、この人は壊れてしまうだろうか。いや、もう充分壊れているのならその先は…。
今わかった。
これが、自分が犯してしまった罪の重さ。受けるべき罰。
忘れよう。今日あったことの全てを……それでは、まだダメか。
それなら、フェイトさんをこの手でかけてしまってからの今日までの日々の記憶をどこか深いところへ閉じ込めよう。
きっと昨日の自分もそうしたに違いない。そうして私は変わることの出来ない日々を送り続けるのだ。
壊れてしまった愛する人と一緒に、壊れたおもちゃのように。この歯車の狂った世界を逝き続けよう。
「なのはさん…なのはさんはそのままで良いんですよ。」
明日もまだ真っ青な空は見ることは出来なさそうだ。
あとがき
最近雨多いですよね!!きっとそのせいでこの文章が生まれたのかな…通学中のバスの中で久しぶりに思いついた小説です。
早く自転車で学校に行けるような天気になって欲しいです。はい。
つか毎回思うけど、なんで私ってリリなのに関しては鬱な小説しか書けないんだろうか(ノω`)??
いつもいつもハピエンドじゃなくてさーせん!!!(><)!!!
次の更新は爽やかな絵を載せるぞー!!な感じで許してくださいなぁ(ノω`;)!!
ただ「化ケモノ」ではないのです(ノω`)あるぇ〜?
「化ケモノ」の方は今考え中なのでもう少し待機しててください!!
全裸で待機してくれてる方もいるのに申し訳ない(><)
あと、リリマジ4のライブレポの方は今ペン入れ中なので今週中にはうpできると思います♪
かしましの方はリリマジ4が終わったら取り掛かれるかな??うん。そんな感じ!!w
で、今日の小説。
かなりココロが病みます。はい。
今黒猫兎7はこの小説のせいで「うっつうつにされてやんよ!」状態www
ちゅうことで注意書き〜(´∀`;)
注意
1、この小説はなのフェイ前提ティアなのです
2、化ケモノよりかはグロくはないですが、精神的にかなりきます
3、ちょっと性的な描写もあります(内容は12禁程度)
4、読んだ後の後味が最悪です
5、ヤンデレ要素強いです
6、ここ重要!!みんな大好きフェイトそんの死にネタあります!!ごめんなさい!!
もう踏んだりけったりな注意書きですみません(´・ω・`)
でも、読んだ後何か言われても私にはどうすることも出来ないので、その前に対処させて頂きました。上の注意書きを読んで大丈夫だぞ〜って人はいつもどおりの長い文ですが、続きを読むからどうぞお読み下さい〜ヽ(´ω`;)
こうゆう都合なのでコメ返信はまた次の機会に!!ごめんなさい(><)!!!
「罪と罰」
ザーザーザーザーザー
ザーザーザーザーザー
テレビのノイズのように不快な音を流す雨音に苛立ちを覚えながらティアナは目を覚ました。
ミッドチルダは今月に入り梅雨入りをしたらしく、毎日のように止むことのない雨と五月蝿い雷の音を出し続けている。
今日こそは真っ青な空を。と期待していたのにも関わらず、いつもと変わらず最悪で憂鬱な天気。
もう6月だというのに冷える手足を摩りながら、まだ出勤まで寝ていたいという願望の方が強く布団を被ろうとする。
しかし、何度布団を自分に寄せようと引っ張ってみても布団は動いてはくれなかった。
「………?」
この不思議な現象に首を傾げながら布団が動かない原因を探してみる。
見慣れぬ天井。
裸の自分。
…なのはさん。
まったくもって理解不能な現状。
なぜ自分はなのはさんの部屋で、寝ているのか。
…いや、そんなことよりも。
なぜ隣になのはさんが寝ているのか?だ。
普通に考えればそれは当たり前なことで、この部屋の持ち主であるなのはさんがなのはさんの部屋で寝ていても可笑しなところは何もない。
この部屋で可笑しなことがあるとすれば、それは…私だ。
昨晩何があったのか。
自分が何をしてしまったのか。
どんなに記憶を呼び起こしても納得のいく答えが出ることはなかった。
「くしゅん!」
隣で寝息を立てていたなのはさんが寒そうに体を震わせる。
それもそのはず、上半身だけ起こし考えに没頭していた自分は結果的になのはさんが被っていた布団をも捲り上げてしまっていたのだから。
急いで布団から体を起こし、本来の主の元へ布団をかけてあげる。
するとそれは規則正しく、上下運動という動きを活動させ始めた。
しばらくボーとその運動を目にしていたが、冷たい外気に晒され冷えてしまった自分を包み込もうと両手を体に巻きつける。
そこで再び自分が裸であることに気がついた。
「服…着なくちゃ…」
なんとも間抜けな一言だが、今の自分はそれどころではないのだ。
周りを見渡すとベッドのすぐ脇に脱ぎ散らかしてある自分の服が目に付いた。
服を手に取り、しわを伸ばしながら時間をかけて着る。
悴んだ手は思うように動いてはくれず、改めて自分が冷え切っていることを実感した。
服を着ている間は、深夜ドラマや大人向けドラマなどでよく見るシーンが映し出されていた。
テレビではこうやって服を脱いだ後…男女が大人な関係をするものだが…
そこまで考え頭をブンブンと横に振る。
自分は、なんてことを想像してしまったのだろうか。
空の上を行く憧れの人を平凡な自分がこの手で抱き穢すなんて。
それに、なのはさんにはフェイトさんという立派な恋人がいるのだ。
にも関わらず、そのような想像をしてしまうなんて自分はなんて不謹慎なのだろうか。
自虐的に自分を責めながら、どうしようもない考えを葬り去ろうとする。
「もう忘れよう」
誰に言うのでもなく一人で呟き、気付かれないうちにこの部屋から立ち去ろうと雨音よりも静かに歩みを進める。
部屋の出口でもあるドアに手を差し伸べようとしたその時、思い切り服を引っ張られた。
「ティア…どこに行くの??」
普段の凛々しいその姿からは想像することの出来ないほどか細い声。
背中から伝わる振動でなのはさんが小刻みに震えていることがわかった。
「えと…自分の部屋に…」
そう言いながら後ろをゆっくりと振り返ると涙で顔を晴らしたなのはさんが自分をどこにも行かせまいと必死にしがみ付いている。
この状態で、どのくらいの時間が経ったのだろうか。
外で降り続けている雨はさっきよりも激しさを増して今にも雷を撃たんとし、風が木々を豪快に揺らす。
しかし、この部屋の状態は変わることなく、ただただ時計の秒針を刻む音だけが静かに響いているだけであった。
自分はというと震えるなのはさんに手を回すことも出来ず。
この世界が本当に現実なのか、夢ではないのか、とひたすらに頭を悩まし続ける。
すると少し落ち着いたのか、なのはさんはゆっくりと体を離した。
「にゃ…にゃはは〜…ごめん!ごめんねティア!!びっくりさせちゃったよね。ティアはただ自分の部屋に戻ろうとしただけなのに、私ったら取り乱しちゃって…その本当にごめんなさい。」
「いえ。私は別に構いませんが…あの…私……部屋…帰りますね…」
ああ!!自分はなんて臆病なのだろうか!!
何もやましい気持ちが無ければ堂々と自分がなぜこの部屋で寝ていたのか聞けることができたと言うのに…
ドアノブの冷たく重い感触をゆっくりと回しながら部屋を出ようとドアを開ける。
廊下の真新しい寒さに体を預けようとしたその時。
腕を引っ張られ、頬になのはさんのキスを落とされた。
「ティア…今日も、待ってるからね?」
……キョウモ???
その言葉を聞くやいなやなのはさんを思い切り突き飛ばす。
ガッターーーーン!!という擬音と共に憧れの空の上の人は無様にも怯えた目で凡人な私を見つめていた。
「今日も…今日もって何なんですか!?意味がわかりません!!大体なんで私が今日なのはさんのベッドで寝てたのもわからないのに!!!!」
「あっ…ティ…ティァ…」
「なんでそんな目で見るんですか!!なんであんなことするんですか!!なんで…フェイトさんはどうしたんですか!!!」
ああ、喉が痛い。
体が熱い。
自分は何をこんなに怒鳴っているのだろうか。
なのはさんは何故あんなことをしたのだろうか。
フェイトさんはどこにいるのだろうか。
そんなことを考えながら無我夢中で自分の部屋まで逃げ帰る。
怯えた表情をしたなのはさんを置き去りにして、向かい合うことの出来なかった自分は安堵を求め自らの部屋へと走っている。
手足の疲れなど感じず、外気の冷たさなどわからず、外から窓を劈くほどの雨音にも耳を奪われること無く走った。
向かい合うことが出来なかったんじゃない。
あの誇り高く自分を導いてくれた人が怖かったのだ。怖くて怖くて怖くて怖くてどうしようもなく恐かったのだ。
息を乱しながら自分の部屋のドアを開け放つ。
いつもの見慣れた天井。
思い出の写真。
ティアナ・ランスター。
良かった…ここは、何も変わらない。
自分だけの世界であり、全てを受け入れてくれる空間。
ホッと胸を撫で下ろし息を整える。
手足の疲れからか自然と足がベッドへと向かい、なんとも言えない寒気に身を縮ませ布団をめくる。
「疲れた…今日はもう寝よう…」
いつの間にか外では雷が我が物顔で鳴り響いていた。
「……雷」
そういえば、フェイトさんはどこに行ったのだろうか。
どこに行ってしまったのだろうか。
どこか出張に出てしまったのなら早く帰ってきて欲しいのだが…
ベッドに入り込むと何か硬く冷たいものが足に当たった。
「?なに…???」
自分の部屋にあるはずのない異物。
それは一体なんなのか知りたくて手を伸ばした。
雷はどんどん近づいているのか、光と音が少しずつ重なり始めている。
そして、その異物に触れたとき、雷が真後ろに落ちた。
「あ……あ……いやあああああああああああああああああああああああああああ」
気付かなければ良かった。自分の部屋の異物になんて気付かなければ良かったのだ。
その異物は、銀色に煌きその身を真っ赤に濡らしながら雷の光を受けて金色に輝く鋭利なナイフ。
「そうだ…私は……フェイトさんをこの手で」
蘇るのは自分の罪。なのはさんのことが好きで好きで堪らなかった日々。渦巻く欲望。枯渇した愛情。実行された計画。成功した罰点。上司を埋める感触。
ああ。自分はなんてやつなのだろう。
自分の欲望に全てを囚われ、大切な人を好きな人を傷つけてしまった。
「謝ろう。白状しよう。罰を受けよう。」
それで、何が変わるかわからない。
いや、こんなことをしても何も変わることが無いのはわかっている。
でも、重いのだ。未熟で凡人な自分が持つには重過ぎる罪なのだ…
ならば、いっそのこと愛する彼女の手でそれ相応の代価を支払って貰おうではないか。
ペタ、ペタ、ペタ、と先ほどとは真逆の足取りで愛する人の元へと向かう。
いつの間にか雷は遠のき、再び雨音が世界の音を占領している。
息をするたび白い息が吐き出され、目からは涙が止め処なくあふれ出ていた。
さっきはとても長く感じられたこの廊下も今は短く感じる。
目の前には既に愛する人がいる部屋のドアが見えていた。
コンコンと軽快な音でドアをノックすると、すぐになのはさんの姿が現れる。
さて、どうやって切り出そうか…まあ、どうでも良いか…
自分の罪を白状して楽になろう。
今の自分にはそれしか考えが無かった。
「なのはさん。私」
「ティア!!!どこ行ってたの???ねえ!!私が悪かったのなら謝るから!!!私ティア好みの人になるから!!!!だから離れていかないで??フェイトちゃんみたくどこかに行かないで!!!ねえ…お願いだからぁ…」
そう言ってなのはさんが汚い自分を抱きしめる。
小さく弱くなってしまった教導官。
もし、自分が本当のことを白状したのなら、この人は壊れてしまうだろうか。いや、もう充分壊れているのならその先は…。
今わかった。
これが、自分が犯してしまった罪の重さ。受けるべき罰。
忘れよう。今日あったことの全てを……それでは、まだダメか。
それなら、フェイトさんをこの手でかけてしまってからの今日までの日々の記憶をどこか深いところへ閉じ込めよう。
きっと昨日の自分もそうしたに違いない。そうして私は変わることの出来ない日々を送り続けるのだ。
壊れてしまった愛する人と一緒に、壊れたおもちゃのように。この歯車の狂った世界を逝き続けよう。
「なのはさん…なのはさんはそのままで良いんですよ。」
明日もまだ真っ青な空は見ることは出来なさそうだ。
あとがき
最近雨多いですよね!!きっとそのせいでこの文章が生まれたのかな…通学中のバスの中で久しぶりに思いついた小説です。
早く自転車で学校に行けるような天気になって欲しいです。はい。
つか毎回思うけど、なんで私ってリリなのに関しては鬱な小説しか書けないんだろうか(ノω`)??
いつもいつもハピエンドじゃなくてさーせん!!!(><)!!!
次の更新は爽やかな絵を載せるぞー!!な感じで許してくださいなぁ(ノω`;)!!
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コメント
変な感想かもしれないですけど感動しました!
感動というと変かもしれないですけど、黒猫兎さんの文章力がすごいなーって。
自分にはこんな文章書けないから尊敬です。
内容は短編だけど、読み終わった後に色々と想像させる終わり方がいいです!
ティア×なのという組み合わせのSSも初めて読みました。
なのはさんが精神的にこんなに弱々しい状態っていうのは…。
さすが鬱展開w
百合だとこういう世界があったりするのかなー?
いつも、はろろーん♪って言ってて元気な黒猫兎さんだけど、なんていうか…凄いギャップに襲われてますw
そのギャップに萌えたw
ツンデレみたいなf^_^;
SSはあまり読まない人だけど、とにかく面白かったですよv
次回に期待b
感動というと変かもしれないですけど、黒猫兎さんの文章力がすごいなーって。
自分にはこんな文章書けないから尊敬です。
内容は短編だけど、読み終わった後に色々と想像させる終わり方がいいです!
ティア×なのという組み合わせのSSも初めて読みました。
なのはさんが精神的にこんなに弱々しい状態っていうのは…。
さすが鬱展開w
百合だとこういう世界があったりするのかなー?
いつも、はろろーん♪って言ってて元気な黒猫兎さんだけど、なんていうか…凄いギャップに襲われてますw
そのギャップに萌えたw
ツンデレみたいなf^_^;
SSはあまり読まない人だけど、とにかく面白かったですよv
次回に期待b
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なんという鬱展開
でもなんだかんだでこういうのも好きだったりします(・∀・)
雨と雷の音とか虚ろな眼のティアとか涙目なのはさんとかが脳内で再生されました〜
でも寝る前の暗い部屋で読むのは流石にマズったかもw
凄く……どよ〜んってなりますた(´・ω・`)
あ、シリアス展開のせいで挨拶忘れてた\(^o^)/